遠征案件のメモ帳

次の旅行のための記録

エプソムダービー遠征(3日目)

ダービーへようこそ

今日は昨日とは変えてタッテナムコーナー駅から行きました。駅を降りてすぐ、おおタッテナムコーナーだ。3コーナと4コーナ間の直線あたりに出ます。ここがちょうど丘になっていて、レースもよく見えるし馬券のブックメーカーのおじさんもいるしで、着いた10時ごろは数件でしたがレースが始まるころにはテントとか椅子を並べて、たくさんの人がいました。日本からだと大変ですが、そういう道具があれば、この辺見やすいし混んでないし無料だし、クーラーボックスで缶ビール持ってきて、という感じが楽しそうです。馬場内も同じ雰囲気で無料なんですが、谷になってるのでレースは見にくいです。ここはほんとおすすめ。

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さて昨日は回れなかったので、まずはここからスタート地点へ。U字で2400mのコースのUの下のところからなので1200mの電撃戦というと短そうですが、1.2km歩くのか。まずコースの内側に入るので普通に走るコースを渡ります!日本じゃ開催最終日にお楽しみイベントがあるくらいですが、この後もなん個所で入れます。これだけでもうれしい。こう写真だと傾斜が分かりにくいですね。まずはタッテナムコーナーの下り。3から4コーナーまで下って勢いついて直線に入る、それは外に膨れるわなあと思うけどそうでもないのは騎手がうまいのか。芝たけは確かに日本より短い。

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1200mスタートのポケット。向こう正面はズ――――っと坂路コースどころではない急な登り。映像で何度も見た、スタートから右に緩いカーブがあって左に回る3コーナに入っていくこの外ラチから内ラチに隊列がクロスしていくところを正面から見られるとか感動。ただし上り坂が急すぎて向こうが見えない・・・・・・。日本で中山の直線の登り急だなあとかも思うけど、むしろバンケットに近い急さ。日本の馬が海外で勝てないの、それはそうってこの坂歩いたらわかりました。滞在だとか芝がとか展開がとかそんなことよりもう違う競技やってる。むしろオジュウチョウサンとか来たらいいんじゃないかなというくらい。

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ここが第一回のダービーのスタート地点だそう。1780年、江戸時代の真ん中くらい、なんという歴史か。勝ったダイオメドがゴドルフィンアラビアンの4×4とかくらいの時代、といってもどのくらいだ。スタンドで見るようにスーツを着てこの辺歩いていたので、係員にジェントルマンたち道に迷ったか?って笑ってましたが、スタート地点に行きたいんだって言ったら親切に行き方を教えてくれましたね。そして今のスターティングゲートに到着。ここかあ。スタートする姿も見たかったけど、たぶん1レース分あきらめるくらいじゃ間に合わない遠いのでこうレースが始まる前に来てみました。スタンドに戻る途中で向こう正面の写真を撮ろうとすると何処が水平なのか分からない急さ。

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内馬場の様子眺めながら4コーナーに斜めに移動。またコースに沿って帰ったら2.4km歩かないとなので。この辺も完全にピクニックですね。でっかいクーラボックスにたんまりビール持って競馬場に行く俺らのスタイルは本場の流儀だったので安心しました。天気も良かったので楽しそうです。もちろんこっちはドレスコードとかないので、上半身裸でビール飲んでる人まで。コース沿いに泊まってる赤い2階建てバスは団体の指定席で、オープンな2階からレースが見られます、なるほど。遊園地的設備もそこらの遊園地より本格的な乗り物がたくさん。ふあふあたーふぃーとプリキュアショーくらいじゃ子供のころから家族で競馬場に行く文化にならないのかな。あとは射的もこっちの文化だったのか。熊を狩るあたりが本場の風格を感じる?

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4コーナまで戻ってきて、ちょうど最後の直線に入るところで内から外にまたコースを渡ります。こんな下りから直線は今度はこんなに上るのか。そしてまだスタンドは遥か向こうにかすかに見える直線の長さ。そりゃ面白いレースになるわけです。

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スタンドにたどり着いたころにはレースも近づき、催しがいろいろと。JRAパドックでなんかやるよってアナウンスがあったのですがよくわからずスルーしてしまいました。スクリーン見たら後藤理事長が植樹式をやっててびっくり。

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あちらの実際にエリザベス女王もテラスから観覧されるクイーンズスタンドはトールハットにテールスーツの正装の方々が。オークスデーはそこまででなくてもいいらしいですし、我々のグランドスタンドはジャケット着てれば十分。熱いから着てない人も。女性はむしろオークスデーにおしゃれして酒飲んでパーティ―を楽しんでる感じで、ダービーデーは競馬好きが集うみたいな雰囲気の差もありました。パドックで知らんおっさんにどれがよさそうや?みたいに聞かれるし、むしろ教えてくれよ。

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ダービーはたくさん出してるエイダンオブライエン厩舎でも1、2番人気じゃなくて4番人気のガリレオ産駒アンソニーヴァンダイクが優勝。確かに歩いてみてパワーあふれる血統じゃないとダメなんだろうなという感じだったのに、前走強かったオイシンマーフィー騎乗のテレキャスターから買って、直線入ってもう疲れたのか見せ場もなく後退。買ってないけど名前的に、外から突っ込んできたジャパンを応援するも届かず3着。その後を見ると力はあるみたいなので現地で見たダービー馬ともども応援していきたいですね。そんな感じで本場の中の本場の競馬を堪能できた2日間でした。正直言って毎年行きたいくらい楽しかったし、お金以外はそれほどハードルもなかったので。

 

この日も最終まで見て帰りました。タッテナムコーナー駅まで近くてバスでエプソムよりこっちのほうがいいなという感じだったのですが、駅に着くと電車待ちの列が。乗ったはいいけど、ダービー用の臨時電車でちょいちょい止まるし、車内は歌うは飲むはの大騒ぎ、そして暑い。次はエプソムからかな。

 

ウオータールー駅まで行って周辺の観光。ここが中心的な駅の一つのようででかい。けいおん聖地巡礼でライブをやったところに、スカイハイ! ロンドンアイは20時までで乗れなかったです。ビッグベンは工事中という、なんとも悲しい感じに。ここでヘイタクシーして帰るべきだったと思うのはこの後少したってから。ホテルまでは電車で一駅より近いので歩いて、途中で何か食べようと思ったら、一切何もなく怖すぎるくらいだったので早歩きでなんとかホテルにたどり着きました。ホテルの隣に小さいスーパーがあったので、サンドイッチやらで何とか食糧は確保できたのが救いでした。そういう店とかレストランはアールズコートのほうが便利でした。不便さもあってホテルのグレードにしては安かったのかな。そしてこの日も即おやすみ。

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